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Dec 31, 2004

日本の西端で飛べと叫ぶ

12月31日(金)くもりのちゆき

午前2時に目が覚めた
7時に家を出て
9時40分の飛行機で羽田から福岡へ飛ぶ
行くと決めたのが昨日だったため
早い便しかとれなかったのだ

福岡空港第二ターミナルで
約五時間の待ち時間
着いてしばらくすると
全便の出発を見合わせているとのアナウンスがある
雪と上空の強風の影響だ

売店で片岡恭一の『世界の中心で愛を叫ぶ』
を買って読み始める
まだ読んでいなかったのだ

しばらくすると
欠航便が出始める
まずい!
福岡-五島福江便が飛ばないと
博多のホテルで
ひとりわびしく
新年を迎えねばならない
いやな予感・・・

『世界の中心で愛を叫ぶ』(通称セカチュウ)は
奥付を見ると30刷で
同じ売店で買ったじゃがりこを食べながら
すぐに読んでしまう
なんといったらよいのか
わからない小説だった

作者は1959年生まれだから
私とは同世代だが
感覚がつかめない

小学校のときに読んだ
名作『蝶のいる丘』を思い出した
作者が誰だったか忘れてしまったけれど
被爆して白血病で死ぬ少女の話
だったと思う

読み終わって
トマトプリッツを食べ
博多あんぱんを食べ
牛乳を飲んで
イチゴポッキーを食べて
うとうとした

3時20分頃に
飛行機が飛びそうな雰囲気になってくる
飛ぶんだ!
と日本の西端の空港で叫ぼうと思ったが
叫んだところで気象条件は変えられないので
やめた

結局
遅れて
飛行機は五島福江に向かって飛んだ

セカチュウについて考えようと何度もしたけれど
できなかった

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Dec 29, 2004

花 束

12月29日(水)ゆき


忘年会があった
雪だったけど
集まって
ともだちが
私の結婚祝いをしてくれた
花束をもらって
泣いてしまった
うれしくて

いい日でした

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Dec 27, 2004

思い出 (C地点で 6)

12月27日(月) はれときどきくもり

ここからは
私の記憶を語ることになる
殿が何をしていたか
私ははっきりと知らなかったし
知ろうともしなかったから

それでも
記憶の中の殿の言葉は鮮明で
けれどなぜ
そんなにも覚えているのかを
考え始めたのは
ずっと後になってからのことである

たとえば
殿がバイトをしていた喫茶店へ出かけていって
「どう最近は?」と私がきくと
「おかげさまで、しあわせです」と言われたこと

私はいつもその店でアールグレイを飲んだ

その店から私のアパートまで
バイクに乗せてもらったときに
「落っこちてもひろわねえぞ」と言われたこと

殿の住んでいるアパートを友人たちと訪ねたとき
殿がひやむぎを食べていて
私の方を見向きもしなかったこと

そのときに
「冷蔵庫にすいかがあるぞ。おまえのぶんはない」
と言われたこと

とても天気のよい日に
ともだちのT君とふたりで
私のアパートにやってきたこと

そのとき
私の本棚に並んでいる詩集や小説を
けなしたこと
殿は腕を組んでいた

卒業間近になって
また突然やってきて
「引越し手伝おうか」と殿が言ったこと

そのときは
「もう荷物送っちゃった」と私が言って
縁側に座ってお茶を飲んだこと
(このときのことは
 何年かたってから「別れがたくて」という詩に書いた)

思い出は数えるほどしかなく
ロマンチックなことはあるはずもなかった
私たちはただの知り合いになっていたから
とびきり大きなわだかまりを抱えたままで・・・


P.S.
今日は
石神井公園にある練馬区役所石神井庁舎に
戸籍謄本をとりにいった

謄本が出るのを待っている間に
隣に座っていた2歳の男の子に
ナンパされた

その後
池袋西武の立田野
また抹茶クリームあんみつを食べた
今日はおいしかった

この前は私の舌がへんだったのかな
でもやっぱり
立田野の赤えんどうはゆですぎだと思う

その後
仕事で筑波の同級のT君と会う
(思い出の中に出てくるT君と同じ人物です)
「いくつまでサンタを信じてた?」ときかれて
「信じたことない」と答えると
「うちの子さあ、サンタさんを信じてるんだよ
 小学校6年だぜ」という
「6年かあ。もうそのころ私は太宰を読んでて
 男ってしょうがないなあなんて思ってた」
と言ったら笑われた

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Dec 26, 2004

総括事件 (C地点で 5)

12月26日(日) はれときどきくもり


いわゆる「総括事件」の詳細は
今となれば不明な点が多い

殿にはまったく記憶がなく
私の記憶もぼやけていて
前後関係がすっかり欠落しているからだ

おそらくそれは
ふたりが3年生になる前のできごとだったと思われる

私たちは
すっかり荷物の運び出された
宿舎(寮)の殺風景な部屋にいた

それはたぶん殿の部屋で
私と殿はふたりきりで
なぜか
殿が質問をし続けるのだ

「あのときおまえはどうした?」
「あのときおれはなんて言った?」

私はその質問にこたえる
そうやってひとつずつ
ふたりの間に起こったできごとを
私たちは思い出していった

そのうち
私はものすごく悲しくなって
泣き出してしまった

最後に
殿は窓の方を向いたまま
僕たちの道は一瞬出会ったけれども
また二つに分かれてしまった
もうそれは別々の道なんだ
というようなことを言ったのだった

どうやって自分の部屋に戻ってきたのかは
覚えていない
私はそれから一晩
ずっと泣き続けて
翌日のアルバイトを休んだ

そのころ私は
洪先生という韓国から来た地域研究の教員の家で
地図のトレースのバイトをしていたのだが
あまり泣いたので
まぶたが腫れてしまい
とても外に出られるような顔ではなかったから

これが
いわゆる「総括事件」である

殿は私の存在を
完全に自分の心の中から消し去ろうと
していたにちがいない

この事件で
私はふたつの矛盾した確信を持ち続けることになる
ひとつは
「私は彼に永遠に許されない」
もうひとつは
「彼は私をすべて許している」

どちらにしても
この事件のあと
私たちは三年生になり
宿舎(寮)を出て
ずいぶん離れた場所に引越しをして
まったく無関係な生活を始めた

授業で出会うこともなく
別々の人とつきあって
おたがいの様子を知るすべもなくなったのだった


P.S.
私はとってもはずかしいまちがいをおかしていました
We wish you a Merry Christmas

We wish your Merry Christmas
だと思い込んでいたのです!!!!
ぶれ様
教えてくれてありがとうございましたー

私の英語力は推してしるべし
しかし実力のなさをものともせずに
いろんな国のいろんな人と
会話を続ける勇気も推してしるべし
です

P.S.2
今日は有馬記念だった
ゼンノロブロイが勝って
殿は馬連を当てた!
なのにそれを中山、阪神、中京の最終レースで
みんなすってしまった!!
中京の最終レースは尾張特別というネーミングだった!!!

P.S.3
殿がくれた
辻邦生の『安土往還記』を半分読んだ
これは織田信長の姿を
ジェノバ生まれの船員の目を通して語ったお話
ものすごくおもしろい

私も殿も
わりと本を読むほうだと思うが
ふたりの読書経験はほとんど重ならない
だから私の世界はいまどんどんひろがっている

ふたりの好きな本で唯一一致するのは
村上龍の『コインロッカー・ベイビーズ』
もしこの本が
もう二年早く書かれていたら
私たちの出会いはちがった形になったと
いまでは思うのだ

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Dec 24, 2004

メリークリスマス

12月24日(金)はれのちくもり


うちの猫サキがサンタになりました

We wish your Merry Christmas and Happy New Year!

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Dec 23, 2004

成田こたつ事件 (C地点で 4)

殿がよく覚えているのは
「成田こたつ事件」

これは
当時私がロスマンズという外国のタバコを
すっているというニュースが
殿の耳に入ったことに端を発している

ロスマンズは
私があこがれていた
ドイツ文学の加藤助教授のすっていたタバコ

私は加藤先生の真似をして
ロスマンズをすいたいと口にしていた
どういう経路で
それが殿にまで伝わったのかはわからない

それを聞いた殿
直子が欲しがっている
ロスマンズというタバコは
もしかしたら成田空港に売っているのではないか
と思ったらしい

そこで
殿とその友人3人は深夜車を飛ばして
筑波の寮から開港間もない成田空港まで
行こうとしたのだった

しかし
ターミナルビルを目前にして
検問にひっかかる
過激派の管制塔乱入事件があったばかりで
空港周辺はきびしい警戒中だった

深夜に行動する学生4人組を不審に思ったのか
現場はおおいに緊張した
空港へ行く目的をきかれて
平然と「タバコ買いにきたんだよ」と応える

警官は車から出るよう命令し
ひとりずつ職務質問を行い
最後に
「トランクをあけろ」
と言ったそうだ

トランクには
寮を出て共同アパートに引越す途中の
I君の荷物が入っていた

「キミこれはなんだ?」
ときかれたI君は
平気な顔で
「こたつです」
と答えたという

これが「成田こたつ事件」の全貌である

結局殿たちは
警察に追い返され
ロスマンズにはたどりつかずに
戻ってきたのだった

しかし
当時私が聞かされたのは
ロスマンズを抜いた「こたつです」の部分だけだった
つまり
私は何しにみんなが成田に行ったのか
知らなかったのである

この事件で
殿は
私とは縁がないと思った(そうだ)
そして
いわゆる「総括事件」が起こる

今日は、ここまで

P.S.
まりりんの家で
一日はやいクリスマスパーティをした
ローストチキンが最高のデキで
腹いっぱい食べて
子ブタさんです

タウくんとホカちゃんとまりりんは
シャンメリーを飲んで
私はきしんちゃんと勝沼ワインを飲んで
酔っ払ってしまいました
写真はタウくんのつくった
サンタクロースです

メリー・クリスマス・イヴイヴ!

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Dec 22, 2004

別れたあと (C地点で 3)

12月22日(水)くもり

ふたりが別れた理由はたくさんあるが
(いまだお互い検討中)
別れた後の
私の行動がいけなかった

まず殿を激怒させた(らしい)のは
私が殿の友達とつきあいだしたことだ
(ごめん)
そしてその後
「すじみち事件」が起こった

私が18の冬に書いた一篇の詩を
『現代詩手帖』に投稿したら
それが新人作品欄に掲載されたという事件である
(これがふたりの間の「事件」だとは
 つい先日まで私は知らなかったのだけど…)

事件が起こったのは次の年の五月のことで
(作品を書いたのは冬なのだが
 それを編集部に送って当落が決まるまで
 何ヶ月ものタイムラグがあったのだ)
掲載作品は「すじみち

この作品は
友人の女とそのカレのふるまいを題材にして書いた詩なのだが
よく読まなかった殿は
(つきあってるときも「詩はわからんのだ」と言ってはいたが)
今度は私が
そこに登場する男を好きになったと勘違いした
(のだそうだ)
その男も殿の友達だった

けしからん!

と殿が思ったのかどうか…
(今ならよくわかるのだが
 当時から殿はギリニンジョーのヒト、なのでした
 なんせ島育ちとはいえキュウシュウダンジ!)

とにかく私は「けしからん女」ということになったらしい
(殿の周囲の男達のあいだでは特に…)

そんなことにはおかまいなく
三叉神経痛とウツに悩みつつ
私は詩を書くことに夢中になってゆく

『富岡多恵子詩集』と『堀川正美詩集』が
当時の私のお気に入りで
「群像」に載った村上春樹の
『風の歌を聴け』を読んだのもこの年

ときおり殿は
思いがけないときにやってきて
思いがけないことを言って
あるいは何かしら書いて
(殿は私のらくがきちょうによく何かを書いていた
 ちなみに殿はすごく字がうまい)
帰っていった

すっかり嫌われている
と私は思っていた
べつに嫌われてたっていいんだけどさ
とも思っていた
言いたいことがあるんなら
はっきり言えばいいのにさ
なんて…

ある日
私の部屋の前の下駄箱のうえに
一本のカセットテープが置いてあった
『新月』という日本のロックバンドの
アルバムがダビングされていた
(手渡ししたという説もある。両者記憶があいまい)

置いていったのは殿で
たぶん聴けということなんだろう
と思って
私はちゃんと聴いた

おもしろいアルバムで
でも
少し難解だった
というか
殿のメッセージがよくわからなかった、というべきか…
とくにロマンチック
というような音でもなかったから

殿のほうに
何か言い残したことがあるのだということはわかった
けど
それが何なのかはわからなかったのだ

そして
いわゆる「総括事件」(成田こたつ事件後編、ともいう)が
起こるのである

今日は、ここまで

P.S.
相次いで名種牡馬が死んだ
ノーザンテーストとミスワキ

私はミスワキが好きだった
アメリカの牧場で一度だけ会ったことがある
年より若く見えるタイプの馬だった
そのときミスワキと一緒に撮った写真はたからもの

もともと美人じゃないけれど
私はすごくうれしいとすごくへんな顔になる
だから
すごくうれしかったときの写真は
みんなへんな顔

ミスワキと一緒の写真も
すごくうれしくて
私はへんな顔になっている
ミスワキのほうは
あほらし
っていうような
眠い目をして写っている

ミスワキが死んだあとでそれを見ると
へんな気持ちになる
写真って不思議だ

P.S.2
Noboruさま 五島の観光資料ありがとうございました

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Dec 21, 2004

出会ったときは18歳 (C地点で 2)

12月21日(火)はれときどきくもり

出会ったとき
ふたりは18歳だった

殿の専攻は英文学(のち情報文化)
私の専攻はドイツ文学と日本文学
第二外国語も
殿はフランス語で私はドイツ語
出会う授業といえば
ホームルームだけ
(という時間があったのよ筑波には)

全寮制の大学だから
ふたりとも寮(宿舎)ずまいだったのだが
接点はまるでなかった

そんなある日
同じ学類(学部)の友人で同人誌仲間だったT君の部屋で
彼のふるさとから送られてきたさくらんぼを
何人かで食べていたら
そこに殿たちがやってきたのであった
せまい部屋でいろんな話をしたのであろう(うろ覚え)
そこで私がみんなに非難されているのを
殿が擁護したという(私は覚えてないのだが)

そして後日
殿の部屋を訪ねた私は
(なんで訪ねることになったのかは忘れてしまった)
帰りぎわに
いきなりほっぺを両手ではさまれて
「おまえかわいいなあ」
と言われ
恋におちてしまったのであった
(殿の記憶にはないらしい)

とにかく
ふたりは仲良しで
私は金魚のふんみたいに殿にくっついてあるいていて
殿が友達とマージャンをしてる横で
あくびをしながら本を読んでいたり
ああ、それからお菓子を買ってこいとか
ラーメンをつくれとか
(このときインスタントラーメンがうまくつくれず笑われた私は
 その後インスタントラーメンをつくらなくなったのであったが
 殿はそんなこと記憶にないという)
いろいろやらされたんだ

学園祭では
クラスでカレー屋さんをして
その店の看板とみんなのユニフォームを
ふたりでつくった
(殿の指示どおり私は手伝っただけなんだけど
 こういうのも殿はぜんぜん覚えていないらしい)

殿は
卒業したら神戸に就職しようかなあ
姉もいるしねえ
でもおれやっぱり長男だし親の面倒みなきゃいけないから
五島に帰らなきゃだよなー
なんて話をよくして
えーっ、結婚するのかよー
まだ18だよお
とか私は思っていて

まあ
きょうだいのように仲のよい
ふつうといえばふつうのカップルだったのだ

そして三ヶ月後

クリスマスの
ジングルベルが聞こえてくるころ
ふたりは別れてしまった

理由?
それは・・・

今日はここまで

P.S.
たいへんです
さっきおまわりさんがやってきて

警官「今日の午後1時半ごろここにいらっしゃいましたか」
直子「いえ、1時ごろにでかけたんですが」
警「そうですかあ。じつは今日の一時半ごろ
   そこのローソンに強盗が入ったんですよ」
直「ええっ!」

警「犯人は逃走中なのです
  実はあの店がやられたのはこれで3回目でして
  犯人は身長170から175センチ
  20歳から25歳くらいの若い男で
  やせており
  赤いリュックをしょっているんです」
直「赤いリュック?!」
警「はい。前の二回が深夜だったものですから
  我々も夜は警戒していたのですが
  昼間にやられてしまって
  包丁で脅して金を奪うという手口です
  足取りがこの団地で消えているので
  ここの住人ではないかとにらんでいるのですが」
直「こわいっ!」

警「赤いリュックの若い男を見かけたら
  ためらわずにすぐ110番していただけますか」
直「はいわかりました」
警「犯人逮捕にご協力願います」
 と
いうのです

このローソンは
私がウツのリハビリの買い物をするため
しょっちゅう出かけている店

うーん
包丁とは
あぶない!

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Dec 20, 2004

C地点で

12月20日(月)雨のちくもり


さて…

殿がA地点=五島の岐宿町で生まれてから五ヶ月たって
私がB地点=神戸市須磨区で生まれたのでありました
二人は同じ年に小学校にあがり
同じ年に中学校にあがります

ここまでは
まだなんの接点もないかにみえた二人ですが
「どこかのえらいお方」は
何事かをお考えになっていたのでしょうか
この間に
A地点から
殿の二人のお姉さまが
奇しくもB地点へと進出を果たしていたのであります

私がクラッシックギターを習いに
神戸・元町のヤマハへ通っていたころ
殿も姉たちを訪ねて神戸にやってきて
やはり元町を歩いていたそうです
もしかしたらすれちがっていたりして・・・
(当時の殿は月の家円鏡めがねをかけていたそうです)

さて
A地点の殿は長崎県立五島高校へ
B地点の直子は兵庫県立長田高校へと進学
3年生になったある日
それぞれの担任の先生のすすめで
共にC地点=筑波大学の
推薦入試を受けることにあいなりました

英語の成績優秀だった殿と
まったく英語ができなかった私は
同じ年の秋に
筑波の推薦入試を受験します
その結果は
殿は見事合格!
なんということか
私は書類選考であえなく敗退したのでありました

推薦でだめなら
地元の阪大か神戸大を受験するように
言われていた私でしたが
かわいい娘を落っことした筑波大に腹をたてた父は
「ええい、気に入らん。もう一回受けてこい!」
と突如方針を変更

本試験でまたしても筑波大学を受験した私は
なんとか入学にこぎつけたのでありました
(まあ入ってしまえばみんなおんなじだったんだけどねー
 負けは負けってことで)

そして春がきて
C地点で
まあいとも簡単に
殿と私は出会ったのであります
だってふたりは同じ第二学群比較文化学類の
同じクラスだったんだもの

はい、今日はここまで

P.S.
今日、東京書籍のOさんに会いに行くとき
すっごくいやなことがあったんだよ
それは
隣に座った青年が(たぶん19歳)
少年ジャンプを読みながら
ずっとハナをほじってはそれを食べてたこと・・・!
きーたーなーいー!!

気にしないで本を読もうと思って
ジョン・アーヴィングの『熊を放つ』(村上春樹訳)をバッグから出したら
「下巻」だったし・・・!

池袋西武の6階の立田野で
ひさしぶりに抹茶クリームあんみつを食べたら
あんと寒天の味が変わっていて
くろみつの香りは悪いし
あかえんどうはゆですぎだし・・・!

不運な一日っていう印象をぬぐえなかった
のだが
最後に殿からクリスマスプレゼントが届いて
それがかわいいUSBフラッシュメモリーだったので
いまは上機嫌です。

P.S.2
山下noboruさま ご愛読ありがとうございます

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Dec 19, 2004

南沙織の一日

12月19日(日)はれのちくもり

6時半ごろ殿から電話
最近わたしたちは
超しみじみ系だ

9時に起こしてもらう約束をしてまた眠る

起きたらすぐに仕事を始めたが
遅々として進まず
気がつけば南沙織の歌が口をついて出てくる

一日中歌っていたのに
いくら考えても題名がわからない

「いつも雨降りなの
 ふたりして待ち合わすとき」
っていう出だしなんだけど・・・
と夜中になって殿に電話したら
ネットで調べてくれた
「ひとかけらの純情」
でした

「あの恋のはじめの日を
 だれかここへつれてきてほしいの
 まだ信じられないのよ
 あなたからのつらそうなさよなら」

題名がわかってから歌うとまた一味ちがう

歌は大好きだったけれど
ウツになってからは
ほとんどきかなくなってしまった

一枚一枚とCDがきけなくなっていって
最後にずーっときいていたのは
小川美潮の『恋』
ひとりぼっちででかい音で
何百回ってリピートして・・・
ぷつっとだめになった

ここ数年はなんとか
東儀秀樹の『雅楽』と
ミッシェル・ペトルチアーニの『ESTATE』

ほかの音楽だと胸が苦しくなってくるのに
この二枚のCDは大丈夫で
何かあるんだろうな
特にペトルチアーニのESTATEの一曲目のパゾリーニは
きくと心がするっときれいになる気がした

一昨年
サー・サイモン・ラトルの指揮するウィーン・フィルのベートーヴェンを
ウィーンできいて
それから少しずつ音楽アレルギーは回復してきたように思う
もうやたらにすごかったのだ
ラトルとウィーン・フィルは

それで今日は一日中、南沙織
篠山さんの隣に座っている彼女を見たことがあったっけ
あれ
いつどこでだったろうか
ものすごくかわいい人だった

明日は仕事を終えて
C地点の話を書きましょう
超しみじみ系で

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Dec 18, 2004

うーん仕事が終わらん

12月18日(土) はれ

うーん仕事が終わらん!
ずいぶんよくはなったが
ウツで判断力が低下しているからだ
(判断することができなくなるのも症状のひとつらしい)
迷い始めると際限がない
こうしたほうがいいかな
それともこっちか
などと考えているうちに時間がたってしまう
悲惨・・・

昼にタウくんとまりりんが来る
タウくんは私んちに来ると
いつも『動物のお医者さん』を読んでいる
私が持っているコミックスは
佐々木倫子の『動物のお医者さん』と『ヘブン』
くらもちふさこの『いつもポケットにショパン』だけ

タウくんは小4で
マンガがうまくてギャグセンスがある
今日のヒットは『赤鼻のトナカイ』の替え歌

「おまえの鼻が役に立つのさ」
のところを
「おまえの体重役に立つのか」!
だって

体重ねえ
私はダイエットをして
2キロやせたけど香港で3キロ太って
帰国後1キロ落とした
変動がおおきいんだよね
あと3キロくらい落ちると調子いいんだが

ダイエットで確実なのは
三つの白い食べものを減らすことだ
1 白米
2 砂糖
3 小麦粉

反対のことも言える
三つの白い食べ物を食べ過ぎると体重が増えるのだ
私、学生のとき
毎日せっせとホットケーキ(だけ)を食べ
何キロまで太れるか実験したことがあります
59.5キロまで太ったところで
食べられなくなってやめましたが・・・

新体操の練習帰りのホカちゃんも来て
ビデオで『ローマの休日』を見ながら
トップバリューのバニラアイスに
ドイツ製のチョコソースをかけて食べた
このソースはかけてしばらくするとかたまるのだ
すごい!

ホカちゃんが
字幕スーパーの読めるところだけを声に出して読むので
『ローマの休日』だって飽きなかった
それにしてもオードリー・ヘプバーンって
化粧が濃いなあ
あの顔をみると私はいつも中原淳一の絵を思い出す
私は中原淳一の作った人形が好き

早くこの仕事を終わらせ
あの本を読んで
小説の続きを書いて
ああ、ランニングもしたいし
いやいやまず歯医者の予約だ
ウツの間
私は歯医者に行けなかったから

などなど
思いつつもう11時
徹夜するぞ

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Dec 17, 2004

風は

12月17日(金) くもりのち晴れ

夜明け前
びゅんびゅん窓のそばの木の枝が鳴るので
起きだして
ベランダに出て
真っ暗な中でしばらく風に吹かれていた

姿は見えないのに
指にも頬にも向かってきて
全身で感じることができる
風は愛情にも似て

公園の木々の葉っぱが全部落ちてしまった
さざんかは花盛り
二十年前にサーファーカットの女の子がつけていた
口紅みたいな色をしている

香港からもどったら
A地点で生まれた殿とB地点で生まれた私が
C地点で出会う話を書こうと思っていたのだが
仕事が終わらない
きょうも一日資料をねじくりかえしていた

このごろお風呂で読んでいるのは
『江國香織とっておき作品集』
カラーのきれいな本だから
湯気でしわしわにしたくないのだけれど
ついつい・・・

以前
江國香織の『ホリー・ガーデン』を読み終わったとき
からっぽの洋服ダンスの中に引きずり込まれるようなコワさを味わった
ハリー・クレッシングの『料理人』を読み終わったときと
よく似たこわさだ

『料理人』は
ほんとうにこわい話で
なのにどうしても読みやめることができなくて
最後まで読んだら
私はこわくて泣いてしまったのだった

どういう話かというと
ある街に一人の料理人がやってくる
そしてその街に住むふたりの有力者のうちのひとつの家に
コックとして勤めることになる
その一家はみんな太っている
ところがコックの作るおいしい料理を食べているうちに
みんなスマートになってゆくのだ
・・・

うーこわ
どこが?
さてどこでしょうか

人の弱みにつけこむ人
人間の欲望を餌食にする人が
私は嫌い
でも
そういう人たちの強さにひきつけられることもある

ハリー・クレッシングは匿名の作家なのだって
解説もほんの1ページほどしかない
・・・こわくなってきたので
ここらでやめます

お茶づけでも食べて
仕事しよう

P.S.
昨日ダイスケの勤務大学を和歌山大学と書いてしまった
すみません
三重大学の誤りです
かさねがさね、ごめんよー!!!

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Dec 16, 2004

大顰蹙をかった事件

12月16日(水)くもり

きのうはいとこのダイスケの結婚式だった
湯島天神で

ダイスケは一浪して東大に入ったのだが
その一次試験の発表を私が代理で見に行って
とんでもない間違いをおかしてしまったという
とても恥ずかしい事件がある

ふつう入試発表は
向かって左からずーっとならんでいるもの
それがどうしたわけが
とてもすいていたので
(なぜそれを疑問に思わなかったのだろうか・・・)
私は右の方から見ていったのだ

そしたらそこにダイスケの名前が
堂々と書かれてあったからもう有頂天
ダイスケの母に電話すると
号泣でした

「でもね
 言われてた受験番号が書いてないんよ」

という私のこの一言で
ダイスケには事情がわかった
それは2次試験を受けてもよいという人たちの名前だったのだ
つまり一次は不合格だったわけなのです

私はみんなに
特にダイスケのママにあやまりまくったが
さすがに家族の大顰蹙をかい
二次試験の発表のときは
マリリンが付き添いに来て
ふたりで何度も確認しました

結局めでたく合格し
私の大失敗も笑い話になったんだけどね
彼は現在和歌山大学の助教授
大学からずーっと付き合っていた彼女と結婚です
おしあわせに!

今日は風邪で熱を出して
家で寝ていたから
何にもしなかった
風邪には気をつけましょうね
何よりうがいです


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Dec 15, 2004

反動が・・・

12月14日(火)晴れ

香港で
あまりにたくさんの人々と
ひさしぶりに話したので
反動がきた

うつうつ

IP電話の設定がうまくいかなくて
泣きべそをかいてしまう

仕事にとりかかるがすすまない
早くやらなくては
と気ばかりあせる

こんなんで
結婚なんかできるのだろうか

不安

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Dec 13, 2004

帰国しました

12月13日(月)香港は今日も晴れだった

香港国際競走の長い一日が過ぎ去って
残ったのはハズレ馬券の山
日本勢は5頭遠征して
最下位2頭、ブービー1頭、最高5着という成績だった
うー、何をかいわんや・・・

一夜あけて
ホテルから一歩も出ずにテレビを見ながら帰り支度
今回は街に出ることもなかった

テーブルの上には緑茶のペットボトル
きのうプレスルームで
わーいお茶だあと言って喜んで飲んだら
甘かったのだ
が、捨てることもできず
持ち帰ってきたというわけ
香港とかシンガポールで緑茶を買うときは
With honey かどうかをたしかめなくてはいけないのを
すっかり忘れていた(ほとんどが甘い)
ごめんなさいと言いつつ中味をシンクに流す

緑茶に砂糖って・・・
やっぱりまずいです

15時15分のキャセイで成田へ向かう
成田着は20時
まりりんとタウくんとホカちゃんが
車で迎えに来てくれた

帰って殿に電話
HPのタブレット買ったという
すごいねえ!とか言ったけど
理解はしてないかも

そういえば
I先生やKさんが
添付ファイルのやり方がわからないから
パソコンで書いた原稿をプリントアウトして
ファックスで送っているという話を思い出した
仲のよいK2さんが原稿をメールで送っているのを知って
いまさらどうやって送るのか
聞くに聞けなくなったそうだ

ワタクシ、添付ファイルで文書は送れます
けど写真の圧縮の仕方は知りません
あれどうやったら縮められるのか
そのやり方がどこに書いてあるのか
いまだにわかりません

パソコンの世界でも
私は
いきあたりばったり出たとこ勝負
がんがんやってみて行きづまる
というやり方をしてきた

これからは少し考えねば
と思いながら
あたたかいミルクを飲んでいます
明日はきっと疲れているだろうから
眠りたくない
そんな感じ

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Dec 12, 2004

メールって(ITって)偉大だわ

12月12日(日) 香港は晴れ

きょうは一日競馬場で
香港国際競走2004の取材

取材中に
札幌に出かけているタイセイくんと
東京の家にいるチエちゃんからメールが入る

私は香港から
ニュースを「王様と私」blogにあげてもらうために
(なおこ専属producer兼director兼editor兼proofreader兼secretaryの!)
五島の殿にメールを送っている

そして殿はすぐにblogにあげてくれて
すぐさま全世界に(理論的には、ね)配信される
メールを送って10分もたたないうちに
香港にいる私が
それを競馬場で読むことができるのだ

なんだか知らないが
そういうことが可能なのがすごいんだよなあ

タイムラグというものがほとんどない
不思議な時代になったよね
ダイヤルアップ接続でいらいらする時代は
あっというまに過ぎた
ほんの数年前までは
国際携帯電話さえめずらしかったのに

ふと
LANケーブル一本の先に無数の人がいると思うと
急にこわくなって息ができなくなる
私はまだまだWeb恐怖症

レポートを書き終えて疲れて部屋にもどり
サンドイッチをかじりながら
中国語字幕のついた
『ブリジット・ジョーンズの日記』をテレビで見る
レニー・ゼルウィガーは大好き

『ブリジット・ジョーンズの日記』を読んだとき
ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』に
あまりにも似ているのに驚いた記憶がある
この読み
まちがってるだろうか?

ほんとうに自分の心が求める人を知るのは
とてもむずかしいことだと思う
私はいつもそうしてきたつもりだけど
結果、これまでの恋愛は全敗!となげいたら
殿に笑われたことがある

いいのだ
私は私の心が求める人と
一緒に生きるんだもん

P.S.
あしやさま。 メールありがとうございました
お披露目パーティ企画中でございます
ぜひぜひご出席くださいませ

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Dec 11, 2004

ちょっと疲れて

12月11日(土) 香港は晴れ

海外は半年ぶりで
社交も半年ぶりなので
さすがに疲れてしまって
プレスセンターからニュースを送ったあとは
部屋にこもっていた

冷蔵庫のチョコレートは
このホテルもTOBLERONE
あの山形のスイスの
はちみつとアーモンドのヌガーが入ったチョコバーだ
なんで外国のホテルのミニバーには
これとプリングルズ(ポテトチップス)が
必ずあるのかしら
ミニバーにおけるおやつの国際基準?

日本から持ってきた仕事をひろげたが
体が疲れてしまって
ひたすら眠る
夜、殿から電話
酔っているみたいで何か落ち込んでいる様子
心配になる
チョコ(28香港ドルもする 1香港ドルは14円くらいかな)を
かじりながら殿のことをいろいろ想像しているうちに
薬のせいで眠ってしまった

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Dec 10, 2004

またまたパーティでぶたさんに

12月10日(金) 香港は晴れ

今日も早起きしてシャティン競馬場に取材に行く
昼ごろ戻ってきて
さすがに眠くなり昼寝をした
この時期は毎年香港に来ているが
今年はあたたかく湿度がひくい
そのせいなのか声がかれている

夜はガラ・パーティ
香港国際競走に出走する馬の関係者やプレスなどが
香港島のスタンレーという場所に集まった
ここは香港のビバリーヒルズという話
(でも近くに刑務所もあるらしい)
海に面した洋風のバルコニーつきの建物の
4つのレストランと外庭を使って
ひたすら飲んで食べておしゃべりをする

会場でSF作家の石川喬司さんに
開高健の奥さん(詩人の牧羊子)と娘さんが
岡部騎手のファンだったという話をおききした
殿が開高健と筒井康隆が好きだという話から
つながったのだ
私が五島にお嫁にいくので
自然と話がそちらのほうへ・・・

今日も腹いっぱい食べて
まるで栄養失調の子供のように
おなかがぽこんと出っ張っている
ぶたぶた子豚!
帰ったらまたダイエットのやり直しだ
せっかく2キロ減らしたのになー

11時ごろ戻ってきて
お風呂で『シャドウ・パッペッツ』の続きを読む
描かれている未来世界像が
あまりにアメリカ人の考えらしくて
ついつい腹をたてそうになるのだが
それもまた仕掛けであることに気づいて
いやいやニヤニヤ(?)する
カードの説教くささに耐えているのは
やっぱり人々のキャラクターの書き分けにひかれるからだろう

戦闘的な性格のひと、もの、ことを否定しきれないから
それどころか血が騒ぐので
私は戦闘的な性格なのかもしれない
などと思い
少し落ち込んだ
ぶたさんだからよけいに

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Dec 09, 2004

ねむい…。

12月9日(木) 香港は晴れ

朝の3時まで
昨日の豊さんの海外100勝レポートを書いていたので
(競馬場から帰ってきてお風呂に入ったら1時だったのだ)
6時起きはつらかった

朝の調教をシャティン競馬場まで取材に行く
眠い

朝食には牡蠣のお粥
昨夜はバッフェットだったので
完璧に食べすぎだ
それに眠い

昨日は朝3時に起きたから
25時間起きていたことになる(時差1時間)
眠いわけだ

でも馬たちを見ていると
心が落ち着いてくる
サラブレッドは不思議ないきものだ

夜はチムシャツイでプレス・ディナー
豪華なシンガポール・キュイジーヌのフルコースで
おなかいっぱいになって
べちゃべちゃしゃべって
10時にホテルに帰る

「私は高橋直子です」は広東語で
オーゴ・メイ・ハイ・コークィ・チェッツィー
なんだって

香港はクリスマスのイルミネーションで
街中がピカピカだ
毎日がクリスマスなら
戦争なんて起きないのか
それともクリスマスは年に一度だから
戦争も休めるのか

今日は恋人たちがうらやましいのです

殿に電話しよ

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Dec 08, 2004

私はいま香港だ(一年ぶり)!

12月8日(水) はれ

成田を9時半に出て
限りなく五島に接近し……遠ざかり……
上海、台北をすぎ
5時間で香港。

いきなり聞く広東語のかわいらしさー。
特に若い女の子が広東語で話しているのはかわいくて大好き。
あ、そういえばウォン・カーウァイの新作(ともいえなくなってるけど)
まだ観ていない

空港からのバスには
武豊さま、福永祐一さま、池添謙一さまが同乗。
坂口先生、瀬戸口先生などのお顔も。

香港は気温22度とあたたかく
とても天気がよい

ワンチャイの近くにある
ハーバービュールネッサンスホテルにチェックイン
さっそくプレスルームで平松さとしさんに
パソコンの接続設定を手伝ってもらった
ありがとうございました
私はとてもパソコンに弱い

いま香港島から九龍の方を見ながら
これを書いている

飛行機の中で
オースン・スコット・カードの『シャドウ・パペッツ』を読んでいた
『エンダーのゲーム』のサイドストーリーで
WEBという網にどう人々がつながれていくかがテーマ

男というものは
自分が生きた証を何かの形に残したいのだ
と書いてあって
殿もそうだろうか、そうなんだよね
もしかしたら私もそうなのかもしれない

WEBを通じてネットワークをひろげ
何かを作り上げて残せるように
いつの日かきっと
具体的な提案をしよう

では
いまからハッピーバレー競馬場で
ワールドチャンピオンジョッキーシリーズ
武豊騎手、海外100勝なるか?

みてきます

結果報告は後ほど

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Dec 07, 2004

携帯メールの漢字って

12月7日(火)くもり

一日ばたばたと
香港行きの準備と原稿に追われて
ひどく不安な気持ちになった

この前競馬場に行ったのは
7月の初め
ロサンゼルスのサンタアニタ競馬場
そこから戻ってきてダウンしたので
妙に自信喪失・・・

日本から出走する馬たちはもう香港に渡っていて
現地で元気にトレーニングを開始している
ロスで会ったダンスインザムードという牝馬も
パリで会ったテレグノシスという牡馬も走るから
私もがんばらなくては!

緊張しているのか
ときどき動悸がして
床にすわってみかんを食べた
ちえちゃんの送ってくれた谷井農園のみかん
これを食べるとほかのみかんは食べられなくなる
味が濃密なのだ

ところで

ずっと気になっていたのだが
携帯メールの漢字って
どうしてあんなに簡略化されているのだろう

直子の直の字も
一番小さいフォントだと横線が一本省略される
たとえば貴族の貴なんて
と思っていまモニターの文字を見たら
やっぱりひどく簡略化

これって
漢字の進化なのかな
いらないところが退化してしまったとでも
いうのだろうか

いや誰も
気にしていないみたいだから
いいんですけどね
殿は一種のデザインだっていうんだけど
原稿の稿の字なんてひどいんですよ・・・

やっぱり気になるなあ

P.S.
明日から香港国際レースのレポートをお届けします
今日もお祝いのメールをくださったかた
ほんとにありがとう

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Dec 06, 2004

五島とサンタさん

12月6日(月) はれ

五島列島は、長崎港から西へ約100km沖の東シナ海上に
無人島をいれれば120あまりの島々が南北につらなっている
日本列島のいちばん西のはしにあり
「国境の島」であり「最後に夕日が沈む島」でもある

殿の生まれたところは
そのなかで一番大きい福江島
列島のいちばん南にある島だ
島は、東西45km南北30kmの
すこしひしゃげて海岸線のいりくんだ五角形
カメの形に似てると思う

五島全体の人口は約7万6千人
そのうち約4万3千人が福江島の住人
中通島に約2万5千人
その他の人々は奈留島、若松島、久賀島など
大小十余りの島々に暮らしている

福江空港からは福岡、長崎に飛行機が1日3往復
夏の観光シーズン、正月の帰省シーズンには
大阪へも直行便がある
つまり飛行機を乗り継げば
羽田から二時間足らずで行けるわけだ

でも遠いことには変わりない
なぜそんな遠くに嫁入りすることになったのかというと……

じつはいま
香港国際競走取材前で
切羽つまって原稿を書いているので
この話は香港からもどってきてからにします
これがまた長い話なのよ

夕方にまりりんが来た
ママが送ってきてくれたりんごと
きしんちゃんの高知の実家から来たみかんを
持ってきてくれたのだ
今日は学級懇談会があったそうで
子供たちがサンタを信じているかどうかで盛り上がったらしい

ホカちゃんいわく
「サンタさんはプレゼントを自分でつくる工場を持っているのに
 私がもらうのはお店で売ってるものだからおかしい!」
タウくんいわく
「僕がサンタさんに何をお願いしたか
 ちゃんとパパとママに言っていないときは
 ほんとうに欲しいものがもらえなかった!」

クリスマスといえば思いだすのが
ウィーダの『フランダースの犬』
男の子の名前はネロで犬の名前はパトラッシュ
アントワープの物語だ

アントワープはベルギーの街
90年代に才能あるファッションデザイナーを
続々と世に送り出し
ベルジアン・ファッションはパリコレの華となったことがある
私の大好きなドリス・ヴァン・ノッテンもそのひとりだ

五島で何を着るか
それが問題なんだな

P.S.
コメントをくださった濱田さま
メールでお祝いを言ってくださったみなさま
私 今日は泣きました
ありがとう

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Dec 05, 2004

長距離移動

12月5日(日) はれ

五島から千葉に戻ってきました
朝9時出発の飛行機で
五島福江空港から福岡空港まで約35分
福岡での乗り継ぎは、死ぬほど空港内を歩かされます
福岡から羽田までは90分
(行きと帰りでは所要時間が少々ちがう
偏西風~ジェット気流?の影響らしい)

羽田空港は新ターミナルのオープン直後とあって
大賑わいの大混乱でした

移動の間は殿から借りた本を読んでいました
岸田秀『一神教vs多神教』
まだ途中です

今日移動した距離は1,300kmくらいかな
遠距離恋愛にはお金がかかるのです
けんかもおちおちできない!

で、もどってきてすぐに
IP電話を使いたくて
ダイヤルアップ接続からADSLに切り替えて
その設定を始めたのだけど
きしんちゃん(マリリンの夫)に手伝ってもらったのに
終了できず

殿に泣きついて電話で指示を受けながらやってみたのだが
途中で私が疲れて続けられずギブアップ
まだネットが開通していません

くたくたで
もう寝ます

昨日コメントをくださった
(私の詩の「Lucy」のモデルである)ルーシーさま
(芥川賞作家の)松村さま
(今日会ったけど)マリリンさま
どうもありがとう

殿と島の話はあしたから、ちゅーことで

おやすみなさい


P.S.
ほんまさま、ブレンダさま
メールありがとうございました

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Dec 04, 2004

というわけで

12月4日(土)雨

というわけで
いま私は殿のうちにいます
特割1と往復割引を使って68,400円かけて
ANAに乗ってあやまりに来て
殿に許してもらいました

じつは私
来年早々、殿と結婚するのです

殿は長崎県は五島列島の福江島というところに
住んでいます
つまり
私、44歳にして
東シナ海に浮かぶ「離島」へ嫁にいくのであります
どーだ!!!
チャレンジャーだろ

殿とのなれそめ人となりは
おいおい
島についても少しずつ書いていこうと思っています

ということで突然ですが
このページは『読書・競馬・ウツ日記』から
『直子、五島へいく。』に変わります。きっぱり!

どうなるんだ、大丈夫か!?と思ってるみなさん
どうか心配してください
私も心配しています
親も心配しています
殿は「悪いようにはいたしませんぜ」と
鬼平に出てくる越後屋みたいなことを言っています

はてさて、どうなることやら

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Dec 01, 2004

けんか

11月30日(はれ)

電話で朝までケンカをしていたので
疲れて睡眠薬をぽりぽり飲んでは
ベッドでふて寝

急ぎの仕事が進まない

もうすぐ香港競馬の取材にいくので
あわてて英会話のテープなんか
かけて反復練習をする
『起きてから寝るまで表現550』
開高健がオビを書いている本だ
テープ二本つき

マリリンとまじでダイエットを始めた
私はお菓子の過食をしないことバイクの時間をふやすつもり
マリリンは半身浴とキューピーのダイエットメニュー
若いときとちがってなかなかぜい肉はとれませんことよ

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